第16巻3878番歌はこちらにまとめました。
第16巻 3878番歌
巻 | 第16巻 |
歌番号 | 3878番歌 |
作者 | 作者不詳 |
題詞 | 能登國歌三首 |
原文 | <シ>楯 熊来乃夜良尓 新羅斧 堕入 和之 河毛R河毛R 勿鳴為曽弥 浮出流夜登将見 和之 |
訓読 | はしたての 熊来のやらに 新羅斧 落し入れ わし かけてかけて な泣かしそね 浮き出づるやと見む わし |
かな | はしたての くまきのやらに しらきをの おとしいれ わし かけてかけて ななかしそね うきいづるやとみむ わし |
英語(ローマ字) | HASHITATENO KUMAKINOYARANI SHIRAKIWONO OTOSHIIRE WASHI KAKETEKAKETE NANAKASHISONE UKIIDURUYATOMIMU WASHI |
訳 | 熊来(くまき)の海底に新羅の斧を落としなすったか、よいこらしょ。気になってなって泣かんしゃんすな。浮いてくるか見てみようじゃないか、よいこらしょ。 |
左注 | 右一首傳云 或有愚人 斧堕海底而不解鐵沈無理浮水 聊作此歌口吟為喩也 |
校異 | 楷 シ [尼][類][紀] / 河 [類](塙) 阿 |
用語 | 雑歌、石川、枕詞、民謡、歌謡、中島町、伝承、嘲笑、戯笑 |